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きまぐれオレンジ☆ロード
ジャンル 少年漫画
漫画
作者 まつもと泉
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 1984年15号 - 1987年42号
発表期間 1984年 - 1987年
巻数 単行本 全18巻
愛蔵版 全10巻
文庫版 全10巻
アニメ
監督 小林治
シリーズ構成 寺田憲史
キャラクターデザイン 高田明美
音楽 鷺巣詩郎
製作 東宝
スタジオぴえろ
放送局 日本テレビおよび系列局
放送期間 1987年4月6日 - 1988年3月7日
話数 全48話
コピーライト表記 ©まつもと泉
/集英社・日本テレビ・東宝・ぴえろ
テンプレート使用方法 ノート

きまぐれオレンジ☆ロード』は、まつもと泉による漫画作品、及びそれを原作としたアニメ作品。「週刊少年ジャンプ」で1984年15号から1987年42号まで全156話が連載された(ただし1986年15号から1987年11号までの約1年間休載)。また特別編157話「パニックin 銭湯!の巻」がスーパージャンプ1996年10号に、158話「ほんでもって とーめー恭介!の巻」が週刊プレイボーイ1999年44号に掲載された。ジャンプコミックス版全18巻、愛蔵版、文庫版全10巻。

ストーリー 編集

超能力一家の長男の春日恭介は、父の隆、双子の妹まなみとくるみの4人家族。恭介は超能力が使えること以外には目立たない中学生。

超能力は春日家だけの秘密なので、超能力がバレるたびに春日家は転校を繰り返していた。くるみが100メートルを3秒で走ったために、春日一家が7度目の転校をした場面から物語は始まる。

そして7度目の転校で引っ越した街を散策していた恭介は、赤い麦藁帽子をかぶった少女、鮎川まどかに出会い、一目惚れ。だが後日、まどかは学園一のスケバン少女で男子からも恐れられている同級生と知る。恭介とは初対面であるかのような態度のまどかに戸惑う恭介。最悪の再会をした二人だったが、次第に惹かれあっていく。

そんな中、まどかと姉妹のような仲で同じくスケバンの檜山ひかるは、人気のない放課後の体育館で、バスケットボールを超能力を使って超ロングシュートを決めた恭介を目撃し、一目惚れ。そして積極的に恭介にアタックをしたひかるを、まどかは応援すると言う。いつのまにか同級生からはカップルとして認知されるが、それでも恭介はまどかのことが気になっているようだ。

こうして3人の関係は奇妙な三角関係へと発展してしまったのだった。

原作について 編集

連載当初のキャッチコピーが「POP&LITE」であったことからもわかるように、かわいらしい絵柄と優柔不断な主人公が出てくるラブコメ調ストーリーは、「ジャンプ」というよりも当時「うる星やつら」で人気が高かった「少年サンデー」的な作品であった。これはまつもとの担当だった高橋俊昌の好みと編集方針が、まつもとの持つポップ志向と合致したためである。高橋は当時の「週刊少年ジャンプ」において鳥嶋と並んで数少ない反硬派路線の推進者であった。本作はたちまち人気を博し当時大ブームだったラブコメを好む読者を「ジャンプ」へ引き付けることに成功した。

まつもとは連載中に原因不明の体調不良に度々襲われるようになり、長期休載を余儀なくされたことがある。休載前と連載再開後の一時期では絵柄が大きく異なるため、当時のアシスタントの「萩原一至が作画を担当していた」と噂された。しかし実際にはまつもとが執筆不能となった時に一時的に萩原が作画を担当したのみであり、また萩原も連載終了前にまつもとのスタジオを去っていて、まつもと本人もこの噂を公式ファンブック内で否定している。なお、まつもとの体調不良の原因は、2004年になって脳脊髄液減少症であったことが判明している。

単行本化にあたってはかなり加筆修正されている。特に最終巻、最終話は大幅になされている。さらに愛蔵版発行時にも加筆修正されており、連載時、JC(ジャンプコミックス)時、愛蔵版は最終回が全て違っている。

登場人物 編集

春日恭介(かすが きょうすけ)
鮎川まどか(あゆかわ まどか)
声 - 鶴ひろみ
1969年5月25日生まれ。初登場時、高陵学園中等部3年。長い黒髪の美少女で、恭介とはクラスメート。学内一の不良として恐れられており、学内では孤高に近い存在だったが、恭介と出会い序々に本来のやさしさを取り戻す。恭介に好意を持つようになるが、妹のように可愛がるひかるも恭介に好意を持ってしまい二人の間で悩まされることになる。性格が大人っぽく落ち着いているが、ミステリアスでつかみ所がなく若干きまぐれな所がある。顔が良くスタイルも抜群、頭脳明晰でスポーツ万能、料理・裁縫などもうまく、さらには非常に高い音楽的素養を持つという、ほぼ完璧に近い多方面への才能を持つが、幽霊や怪談が苦手という一面を持っている。音楽家の両親は海外に住んでおり、年の離れた姉(声:富沢美智恵(TV:セリフは一言)→川村万梨阿(劇場版、OVA))と2人暮らし。姉が結婚してからは一人で大きな洋館に住んでいる。幼い頃はトレーナーに半ズボン、ショートカット、サッカーボールが友達というようなボーイッシュな外見であったが、ある人物と出会ったことが切っ掛けで、女の子らしい服を着るようになり、女の子らしく振る舞うようになっていった。
檜山ひかる(ひやま ひかる)
春日まなみ(かすが まなみ)
春日くるみ(かすが くるみ)
春日隆(かすが たかし)
おじいちゃん
小松整司(こまつ せいじ)
八田一也(はった かずや)
松岡先生(まつおか)
マスター
火野勇作(ひの ゆうさく)
一弥(かずや)
あかね
ジンゴロ
広瀬さゆり
鳥羽達郎
杉ひろみ
原田真一
早川みつる
しおり
ミチ
チエ
星すみれ

キーとなるアイテムや場所 編集

作中、いくつかの小道具が、それぞれの思い出や関係に影響している。ここではその中でも特に象徴的なものを記述する。

真っ赤な麦わら帽子
全編を通して、恭介とまどかの思い出となる、麦わら帽子。まどかにとって、初恋の人にもらった大切なものであり、恭介にとって、まどかとの出会いを象徴する帽子である。
タバコ
当初ひかるとともにタバコを吸っていたまどかの心情の変化をもっとも表しているのが、タバコにまつわる細かなエピソードである。
100段階段
本シリーズの最初と、最後に描かれた階段。実在するのかは明らかにされていない(100段をやや超える似た外観を持つ階段は横浜市緑区と保土ヶ谷区の区境に実在するが関連は不明ではある。しかしながらOVA第2話で、鮎川家の住所は神奈川県横浜市という描写あり)。

テレビアニメ 編集

1987年4月6日から1988年3月7日まで、毎週月曜日19:30 - 20:00で日本テレビおよびその系列局にて放送された。2008年には日テレプラスでもスタートして2011年9月からはフジテレビNEXTでも放送開始された。CSでは以前にキッズステーションなどでも放送されており、地上波では地方局を合わせ何度も再放送されている。

オープニング、エンディングは、何カットも切った映像を使ったり、アニメのセル画をコピー機にかけたり、砂アニメを使用したりした、当時としてはユニークなものであった。

本作のヒロイン鮎川まどかは「アニメージュ」誌主催の1988年『第10回アニメグランプリ』女性キャラクター部門で1位を飾った。1987年の「アニメディア」(学研)の女性キャラ人気投票で1位に輝いている。さらに「アニメージュ」では放送終了後も何回もランクインされていた。

主役を演じた声優の古谷徹は常々、今まで演じた中で最も気に入っている作品とキャラクターに、本作と春日恭介を上げている[1][2]。まどか役の鶴ひろみも同様に鮎川まどかに入れ込んで、同じ髪型にするほどのお気に入りだったという[3]

放送中には、毎月1日と15日に内容が更新されるテレホンサービスがNTTによって実施されていた[4]

日本国外でも放送が行われ、フランスではアニメが「Max et Compagnie」のタイトルで放送された。吹き替えに伴い登場人物は現地の名前に置き換えられている(恭介→Maxime、まどか→Sabrina、ひかる→Pamela、など)[5]

アニメでは以下の設定が原作と異なっている。

  • アニメではマスコット的キャラにもなっている、ジンゴロという太ったネコが春日家に飼われている。
  • アニメの放送の一年間は、恭介、まどかが中学3年生の設定である。
  • アニメではまどかがサックスを吹くシーンが度々登場する。それはまどかの心情を描いていたが、サックスを吹いているシーンで視聴率が明確に下がるためこのようなシーンはすぐになくなった[6]
  • アニメではまどかがケンカの時にピックを投げて武器にする事があり、ピックを収納するベルトを持っている。その為なのか、昔のまどかを知っている不良から「ピックのまどか」と呼ばれることがある。
  • 原作ではまどかの家は大きな洋館だが、アニメでは普通の洋風の家になっている。

スタッフ 編集

主題歌 編集

オープニングテーマ 編集

  1. 『ナイトオブサマーサイド(NIGHT OF SUMMERSIDE)』歌 - 池田政典(第1話 - 第19話)
  2. 『オレンジ・ミステリー』歌 - 長島秀幸(第20話 - 第36話)
  3. 『鏡の中のアクトレス』歌 - 中原めいこ(第37話 - 第48話)

エンディングテーマ 編集

  1. 『夏の蜃気楼(ミラージュ)』歌 - 和田加奈子(第1話 - 第19話)
  2. 『fire love 悲しいハートは燃えている』歌 - 和田加奈子(第20話 - 第36話)
  3. 『Dance in the memories』歌 - 中原めいこ(第37話 - 第48話)

挿入歌 編集

  1. 『サルビアの花のように』歌 - 和田加奈子
  2. 『危険なトライアングル』歌 - 池田政典
  3. 『ジェニーナ』歌 - 和田加奈子
  4. 『ふり向いてマイ・ダーリン』歌 - 藤代美奈子
  5. 『アゲイン』歌 - 藤代美奈子
  6. 『ブレイキングハート』歌 - 坪倉唯子
  7. 『風のまなざし』歌 - 坪倉唯子
  8. NIGHT & DAY』歌 - BLUEW

CDアルバム 編集

  • 「きまぐれオレンジ☆ロード」サウンド・カラー1
  • 「きまぐれオレンジ☆ロード」サウンド・カラー2
  • 「きまぐれオレンジ☆ロード」サウンド・カラー3
  • 「きまぐれオレンジ☆ロード」シンギング・ハート
  • 「きまぐれオレンジ☆ロード」Loving Heart

放送リスト 編集

話数サブタイトル脚本コンテ演出作画監督放送日時備考
1転校生!恥ずかしながら初恋します寺田憲史小林治小林和彦重国勇二1987年
4月6日
2あの娘にちょっぴり レモンのキスを須田裕美子柳田義明4月13日
3気分はゆれて ローリング初デート郷満杉山東夜美4月20日
4ひかるちゃん!? お騒がせのC体験富田祐弘池上和彦玉野陽美深大寺三十郎4月27日
52人のひみつ、とまどいアルバイト寺田憲史松園公八幡正5月4日
6あいつがライバル、恋の中間試験大橋志吉中村孝一郎重国勇二5月11日
7まどかの私生活!? 口づけスパーク色富田祐弘森川滋高倉佳彦5月18日
8君は笑顔!渚のシャッターチャンス寺田憲史新林実貴志夫美子5月25日
9くるみちゃん デートの仕方教えます富田祐弘須田裕美子柳田義明6月1日
10予知夢!? ひかるちゃんが 死んじゃう寺田憲史松園公杉山東夜美6月8日
11鳴らさないで!ウエディングベル静谷伊佐夫森川滋渡辺真由美6月15日
12アメリカ留学!サヨナラまどか寺田憲史中村孝一郎林桂子6月22日
13視線集中!ひかるちゃん大変身大橋志吉池上和彦新林実高倉佳彦6月29日
14予知夢!まどかと恭介ついに破局!寺田憲史松園公貴志夫美子7月6日
15まどかの決心!三角関係にピリオド富田祐弘石井文子佐々木和宏柳田義明7月13日
16信じる信じないUFOを見たまどか大橋志吉森川滋後藤隆幸7月20日アニメオリジナル
17夏の誘惑!いきなりダブルデート静谷伊佐夫新林実林隆文7月27日
18まどか挑戦!幽霊海岸の大波伝説寺田憲史須田裕美子林桂子8月3日
19二人の体験!禁じられた恋の島安濃高志高倉佳彦8月10日
20ひかる目撃!合宿は危険がいっぱい富田祐弘松園公貴志夫美子8月17日
21恭介ピンチ!嵐が丘の甘いささやき中村孝一郎柳田義明8月24日
22大人の関係!? まどか秘密の朝帰り寺田憲史池上和彦八幡正8月31日
23恭介まどか大ゲンカ!恋の二人三脚大橋志吉森川滋林隆文9月7日
24一弥登場!パニックキッドにご用心富田祐弘飛羽たかゆき林桂子9月14日
25あぶない自己暗示!恭介くん変身す静谷伊佐夫新林実高倉佳彦9月21日
26子供になった恭介!まどかに大接近寺田憲史中村孝一郎柳田義明9月28日
27ねらわれたまどか!恭介男の証明大橋志吉松園公貴志夫美子10月5日
28危険な決心!まなみちゃんの大冒険富田祐弘飛羽たかゆき林桂子10月12日
29泣くなジンゴロ!愛と青春の発情期寺田憲史森川滋林隆文10月19日アニメオリジナル
30木の葉物語!くるみの初恋・地獄編大橋志吉中村孝一郎柳田義明10月26日
31まどかと勇作!青春かけおち行進曲富田祐弘横山広行貴志夫美子11月2日
32誕生日は二度来る!?時をかける恭介新林実山本哲也11月9日
33妖しのまどか!キノコで本音120%大橋志吉飛羽たかゆき小林和彦林桂子11月16日
34ルーツパニック不思議の里のまどか寺田憲史安濃高志林隆文11月23日
35カメラでエッチ!ロボット恭ちゃん森川滋貴志夫美子11月30日
36さらば恭介!ビデオに写った超能力静谷伊佐夫
寺田憲史
中村孝一郎柳田義明12月7日アニメオリジナル
37オレンジ任侠伝! まどか吹雪の対決富田祐弘松園公渡辺真由美12月14日
38恭介時間旅行! 3度目のクリスマス大橋志吉須田裕美子林桂子12月21日
39まどかに催眠術! 恭介あぶない正月寺田憲史横山広行山本哲也1988年
1月4日
40初夢だよ! 大怪獣ジンゴロの逆襲新林実千明孝一1月11日アニメオリジナル
41動けないまどか! 恭介のフシギ時計静谷伊佐夫中村孝一郎柳田義明1月18日
42モテモテのまどか! 恭介ついに告白大橋志吉上村修鈴木吉男林隆文1月25日
43傷心のひかる! 追いかけて冬海岸富田祐弘森川滋山本哲也2月1日アニメオリジナル
44恋のお味? 恭介地獄のバレンタイン寺田憲史松園公貴志夫美子2月8日
45ひかる死す そして誰もいなくなった大橋志吉須田裕美子小林和彦林桂子2月15日
46白銀の一夜! 二人ぼっちでゴンドラ富田祐弘上村修新林実林隆文2月22日
47さよならの予感 まどかの初恋を探せ寺田憲史森川滋山本哲也2月29日
48恋つかまえた そしてダ・カーポ望月智充後藤隆幸3月7日

OVA 編集

テレビシリーズのビデオ版は放送した日本テレビの関連会社であるバップから発売元となっていたが、OVA版は製作の東宝の関連会社である東宝ビデオが発売元になった。テレビ版と話が繋がっておらず、テレビ版の最終回で、15歳の鮎川まどかは、春日恭介が超能力者である事を知ってしまうが、15~17歳の世界を描いたOVAでは、鮎川まどかは、春日恭介が超能力者である事を知らない設定になっている。

なお、第2期の4本の作品は、『きまぐれオレンジ☆ロード もぎたてスペシャル』としてビデオリリース前の1989年12月16日より劇場公開されており、『アニメージュ』誌のパーフェクトデータではOVAではなく劇場公開のアニメ映画として扱っている[7]

1989年まではベータマックス方式でも発売されていたが、1990年からはベータマックスでの発売はなくなり、VHS方式とレーザーディスクだけの発売となった[8]

第1期(1989年) 編集

  • 白い恋人たち(1989年2月15日レンタル開始、3月1日セル開始)
  • ハワイアン・サスペンス(1989年3月15日レンタル開始、4月1日セル開始)
    • オープニング曲 - 『鏡の中のアクトレス』歌:中原めいこ
    • エンディング曲 - 『Dance in the memories』歌:中原めいこ

第2期(1989年) 編集

  • 吾輩は猫であったり おサカナであったり(1989年12月27日)
  • ハリケーン! 変身少女あかね(1990年2月1日)
  • 恋のステージ HEART ON FIRE! 春はアイドル(1990年5月1日)
  • 恋のステージ HEART ON FIRE! スター誕生(1990年7月1日)
  • ※日付はいずれもビデオリリース日
    • オープニング曲 - 『チューズ・ミー』歌 - 坪倉唯子
    • エンディング曲 - 『ときどきBlue』歌 - 橘友賀

第3期(1991年) 編集

  • 思いがけないシチュエーション(1991年1月18日)
  • ルージュの伝言(1991年1月18日)
    • オープニング曲 - 『チューズ・ミー』歌 - 坪倉唯子
    • エンディング曲 - 『もうひとつのイエスタデイ』歌 - 和田加奈子

劇場版アニメ 編集

あの日にかえりたい 編集

1988年10月1日に東宝系で公開。

ストーリー 編集

原作ともテレビアニメとも異なる、恭介、まどかの大学受験の時期を中心に描かれたもう一つのストーリー。高校の卒業も迫り、恭介、まどかは受験勉強に、ひかるは、卒業イベントのための稽古に明け暮れていた頃、ふとしたきっかけで、恭介とひかるは、初めての事故ではないキスを交わす。そのときから、三人でいることが当たり前だった恭介、まどか、ひかるの間に変化が訪れていく。

鮎川まどかは、春日恭介が超能力者である事を知っているかどうか不明。そもそもこの作品中には(回顧シーンを含めて)超能力を使ったり、超能力が話題になるシーンが全く無い。

なお、この作品は原作者のまつもと泉も酷評しており、「まどかならひかるをたてて去るはず」とコメント、自らのウェブサイトでも「原作から離れたパラレルワールドと考えてほしい」と記述している。

一方、恭介役の古谷徹にとっては一番好きなエピソードで、恭介の行動にも共感したと述べている[9]。また、原作を離れて単独作品としてみれば、リアリティのある青春ものアニメ映画として名作であることも確かである。

スタッフ 編集

  • 脚本 - 寺田憲史
  • 監督 - 望月智充
  • 作画監督 - 後藤真砂子
  • 美術監督 - 三浦智
  • 撮影監督 - 金子仁
  • 音楽 - 鷺巣詩郎
  • 音響監督 - 松浦典良
  • 製作 - 東宝、スタジオぴえろ
  • 主題歌 - 『あの空を抱きしめて』歌 - 和田加奈子
  • 挿入歌 - 『鳥のように』歌 - 和田加奈子、『不確かなI LOVE YOU』歌 - 和田加奈子

もぎたてスペシャル 編集

OVA第2期の「吾輩は猫であったりおサカナであったり」「ハリケーン!変身少女あかね」「恋のステージHEART ON FIRE!春はアイドル」「恋のステージHEART ON FIRE!スター誕生」の短編4作品を劇場公開したもの。ビデオリリースに先駆けて、1989年12月16日より、東京のテアトル池袋、大阪の玉造東宝の2館で興行が行われた。

新きまぐれオレンジ☆ロード 編集

1996年11月2日に東宝系で公開。正式タイトルは『新きまぐれオレンジ☆ロード capricious orange road そして、あの夏のはじまり』。

ストーリー 編集

小説「新きまぐれオレンジ☆ロード」を映画化した作品。1994年22歳になった恭介は学生カメラマンとしてボスニア内戦の現場に行っていた。そこで事故に遭ってしまう。同じ時、3年前の19歳の恭介が交通事故に遭ってしまいその衝撃で19歳の恭介の魂が22歳の恭介を時の無い空間へと飛ばしてしまい、19歳の恭介も3年後の世界へタイムワープしてしまう。その3年後の世界で20歳になったひかると再会。まどか、恭介、ひかるの三角関係が再び…。

鮎川まどかは、春日恭介が超能力者である事を知っている設定になっている。

スタッフ 編集

  • 原作 - まつもと泉 寺田憲史
  • 脚本 - 寺田憲史
  • 監督 - 湯山邦彦
  • 演出 - 石原立也
  • キャラクターデザイン - 後藤隆幸
  • 作画監督 - 木上益治
  • 美術監督 - 小林七郎
  • 撮影監督 - 福島敏行
  • 音楽 - 梶浦由記
  • 製作 - きまぐれオレンジ☆ロード製作委員会
  • 主題歌 - 『DAY DREAM〜そばにいるよ』歌 - Agua
  • 挿入歌 - 『LOVE IS POWER』歌 - 工藤亜紀、『DON'T BE AFRAID』歌 - Agua

小説 編集

著者 まつもと泉 寺田憲史 『III』のみ後藤隆幸

  • 新きまぐれオレンジ☆ロード そして、あの夏のはじまり
  • 新きまぐれオレンジ☆ロードII ピラミッド殺人ミステリー(1995年発表)
  • 新きまぐれオレンジ☆ロードIII まどかのシークレットメモリー(1997年発表)

少年ジャンプ・スペシャルアニメ 編集

1985年、「ジャンプ・スペシャルアニメ・大行進イベント」用として製作された。その後のテレビ版、OVA版、劇場版とはキャスト、スタッフともに異なる部分がある。イベントは全国を行脚する形で行われ、イベント後各地の放送局で放送され、後にレーザーディスク、ビデオの発売も行われた。同時上映は、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。また、このアニメのサントラ盤で原作者のまつもと泉がドラムを実際に演奏している曲がある。

ストーリー 編集

夏休みに沖縄に来た3人の物語。原作では冬にスキーに行くストーリーだが、夏のストーリーに変更された。

声の出演 編集

スタッフ 編集

  • 原作 - まつもと泉
  • プロデューサー - 大野実(読売広告社)、伏川政明(ぴえろ)
  • 監修 - 小林治
  • 監督 - 望月智充
  • 脚本 - 伊藤和典
  • キャラクター・デザイン - 高田明美
  • 作画監督 - 後藤真砂子
  • 美術監督 - 中村光毅
  • 音響監督 - 藤山房延
  • 音響製作 - ザック・プロモーション
  • 製作 - スタジオぴえろ
  • 音楽 - 米光亮斉藤毅
    • オープニング曲 - 『もぎたての恋』(歌 - 河内りえ / 作詞 - 松井五郎 / 作曲 - 山川恵津子 / 編曲:奥慶一
    • エンディング曲 - 『きまぐれ天使』(歌 - 河内りえ / 作詞 - 岡田富美子 / 作曲 - 山川恵津子 / 編曲 - 奥慶一)

ラジオドラマ 編集

1995年10月8日から1996年4月6日にかけ、會川昇脚本によって『きまぐれオレンジロードOriginal』がラジオドラマ化された。1995年から1996年にビクターエンタテインメントによって全5巻のCDとして発売された。

声の出演 編集

ゲームソフト 編集

  • きまぐれオレンジロード〜夏のミラージュ〜:1988年、マイクロキャビンより発売。PC-9801シリーズ、PC-8801シリーズ、MSX2。アドベンチャーゲーム。
    • ゲームのために新たに用意されたストーリーだが、原作の有名な場面もふんだんに盛り込まれている。
    • ゲームの難易度は高くないが、広瀬さゆりのデートの誘いを2度断らずに受けると、「二人でジェットコースターに乗っているシーン」でゲームが終了する。

パラレルワールド 編集

原作、アニメ、映画とすべて三角関係の終了スタンスが異なっており、キャラクターの性格付けなどの違いから、原作中でも登場する、一種のパラレルワールドとする向きもある。

補足 編集

  • 略称はきまオレKOR (Kimagure Orange Road) 。
  • 主役はあくまで恭介で話も彼中心に動くが、まどかはこの作品での顔と言ってもいい役割をしており、漫画では殆どの表紙を、アニメではオープニング、エンディング、売られる殆どの商品のビジュアルを飾った。
  • アニメ第1話から6話まではエンディングではまどか役の鶴がトップクレジットになっており、主人公である恭介役の古谷は2番目だった。第7話目よりトップクレジットは古谷となった。
  • まつもと泉がCOMIC ON vol.1で、ジャンプ連載前の初期設定でひかるの兄がいたという事を発表していた。名前は「檜山研二」。恭介より一つ年上で、恭介が転校してきたとき(中3)高陵学園高等部1年で、暴走族のリーダーであったとのこと。しかもなんとまどかの恋人という設定であった。
  • アニメの第3期エンディングテーマである『Dance in the memories』が、TBS系ドラマ『パパは年中苦労する』の中で流れている。なお、ドラマの内容と本作の内容に関連性はない。
  • ジャンプ創刊40周年記念となった2008年 No.43号に付録の大判ポスターには歴代ジャンプの主役キャラが描かれているが、本作からは、春日恭介ではなく、鮎川まどかが描かれている。

出典 編集

  1. 古谷徹『ヒーローの声 飛雄馬とアムロと僕の声優人生』角川書店、2009年、p.100
  2. 「声優古谷徹氏、北京で日本アニメの魅力を語る」 日本新華僑通信社 2007年10月17日
  3. 古谷、2009年、p.139
  4. 「『ジリオン』『きまオレ』テレホンサービス大好評」『アニメージュ』1987年12月号、p.48
  5. →仏WikipediaのMax et Compagnieのページ
  6. 寺田憲史『ルーカスを超える アニメ・ゲームビジネス創作術』小学館、2000年
  7. リスト制作委員会編『アニメポケットデータ2000』徳間書店、2000年、p.65
  8. 「OVA DATA BOOK 1993」『アニメV』1994年2月号第1付録、学研
  9. 古谷、2009年、p.103

外部リンク 編集

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